掃除をやってみよう!

掃除の準備
 ※掃除用具は自分でできる仏壇掃除の「道具をそろえる」をご参照ください。

仏壇を取り出す

仏間から取り出す

仏壇を仏間から取り出し、仏具や引き出しを全部出します。30~70代の小型の仏壇であれば、2人で仏間から取り出すことができます。

仏間から取り出すのが無理であればそのまま掃除しましょう。仏壇の背面は無理でも、側面は少し左右にひねれば掃除できると思います。

100代以上の仏壇であれば、外側は、手の届くところだけ掃除しましょう。笠(屋根)の取れる仏壇は取ってください。


ほこりを払う

外側のほこり払い

まず毛バタキやミニほうきを使って、仏壇外側全体のほこりを払います。雨戸(正面扉)、側面、笠の上や仏壇背面のほこりを払います。

宮殿や彫り物のほこり払い

毛バタキで仏壇内部の天井や宮殿、彫り物なども手が届く範囲でほこりやごみを払いましょう。
その時、力を入れすぎて細かい部品を破損しないよう注意してください。


内部のほこりやゴミを取り除きます

内部は上から順に須弥壇、中段、下段のほこりやゴミを取り除きます。

障子戸のほこり払い

障子(内扉)の表、裏のほこりを払います。


金箔部分のほこり払い

雨戸(扉)裏の金箔部分は特に注意してほこりを払ってください。

台のほこり払い

台もほこりをていねいに払います。


内部の拭き掃除(2001洗浄剤)

2001を吹き付けます

濡らしてよく絞った布に2001(洗浄剤)を適量吹き付けます。

2001仏具洗浄液

2001は汚れがあまりひどくなければ、3~5倍程度に薄めて使用してください。


須弥壇を拭く

中段を拭く

下段を拭く

上から順に、須弥壇、中段、下段と拭いていきます。内部の拭き掃除は、金箔部分に触れないように注意してください。

布が汚れたらバケツの水又はぬるま湯で濯ぎ(ゆすぎ)ます。その都度、2001を適宜、布に吹き付けてください。

箸の先端に布を被せる

竹箸の先端に布を被せて、内部の隅かどを拭きます。箸は先端を削って、少し尖らせると使いやすいです。

段上の奥隅を拭きます

箸を使って、各段面の奥まった隅かどをていねいに拭いていきます。
くれぐれも金箔部分を拭かないように注意してください。


小柱の根元を拭きます

小柱の根元も汚れを落としにくいですね。箸を使って根気よく拭きましょう。

大柱を拭きます

大柱を拭きます。(金箔を施してある柱は拭いてはいけません)


灯篭を拭きます

灯篭もていねいに拭きます。上部にほこりがたまっていたり、けっこう汚れが付いています。


障子・雨戸裏(扉)の拭き掃除

障子戸を拭きます

同じように、よく絞った布に2001を吹付けて障子の框(かまち=わく)(写真の赤く塗ってある部分)を拭きます。

障子の裏側を拭きます

障子裏の框(かまち)を拭きます。(写真の黒く塗ってある部分)


框の内側を拭きます

竹箸に布を被せて障子の框(かまち=わく)と
(紗の張ってある)組子(くみこ)の境目を拭きます。
凹んだ場所ですから、意外とほかりがたまります。障子の裏側も同じように拭きましょう。

欄間なげしの上を拭きます

欄間の長押(なげし)もほこりがたまりやすいですネ。箸を使って汚れを落とします。


雨戸裏の框を拭きます

雨戸(扉)裏の框(かまち=わく)を拭きます。金箔が一番目立つ場所ですから、特に注意して拭いてください。

金箔に触れないように、ゆっくり慎重に拭きましょう。


外側の拭き掃除

雨戸正面を拭きます

濡らしてよく絞った布に2001を吹付けて雨戸の表正面を拭きます。金具も一緒に拭いて構いません。

縁を拭きます

縁の部分はたいてい金箔が施してありますから、箸を使って慎重に拭きましょう。


上台輪を拭きます

上台輪を拭きます。

側面と背面を拭きます

外側側面と背面を拭きます。


台を拭きます

台を拭きます。

笠(屋根)を拭きます

笠(屋根)を拭きます。


引き出しや経机を拭く

引き出しを拭きます

引き出しや経机は中身を全部出して拭きます。

経机を拭きます

引き出しは、たいてい前面に、また経机も部分的に金箔を施してありますから、うっかり拭いたりしないように注意してください。


拭き掃除の注意点

  • 2001(洗浄剤)で大まかに汚れを取った後、汚れに応じて1~2度よく絞って水拭きをしてください。
  • できるだけ柔らかめの布を使い、よく絞って拭いてください。ぽたぽた水が垂れるのは論外です。塗装面は水気には強いですが、木地のつなぎ目あるいは、見えない部分など何も塗っていないところは水気を嫌います。とにかくよく絞って拭いてください。
  • 最近の安価な外国産仏壇は、ダンボールや木くずを固めた材料を使っていることもありますから、特に注意が必要です。
  • 塗装面に大きな傷や剥がれがある場合、水拭きをすると木地に水分が入って、最悪塗装面が割れたり浮いて波打ったりします。かえって状態が悪くなることがあるので水拭きは避けたほうが無難です。
  • 拭き掃除の時、金具も一緒に拭いても構いませんが、布を金具に引っ掛けて金具を
    曲げてしまったり、指を傷つけたりしないように十分注意してください。
  • 洗浄剤で1~2度拭いても汚れが取れなかったり、こびりついた状態の時は無理に拭き掃除はしないほうが無難です。


ワックスを掛ける(つや出し剤 ニューグッド)

布にニューグッド(ワックス)を付ける

濡らしてよく絞った布につや出しワックスを適量付けます。拭き掃除をしたところを順にワックスを掛けていきます。

金箔や金粉部分を、拭いたり触れたりしないように注意してください。
ワックスは、後で拭き取りが楽なように薄く塗るのがコツです。

つや出しワックス、ニューグッド

ワックス掛けの時も拭き掃除同様、金具にワックスを掛けても構いませんが金具に引っ掛けたり指を傷つけたりしないように注意してください。

ワックスを掛けることにより、ツヤが出るのはもちろんですが、汚れやほこりが付きにくくなるなど静電気防止の効果もあるようです。


セーム皮でワックス拭き取り

ワックスが乾いたら、セーム皮でていねいに拭き取ります。

ワックス拭き取り

金具には十分注意してください。


掃除完了

掃除完了です。仏壇も気分もスッキリしました。

まとめ

  • 仏壇掃除の内容について、手順を一通りご紹介しましたが、基本は、
    ①ほこりを払う、②汚れを拭く、③ワックスを掛ける、です。
  • 毎年掃除をやるようであれば、ワックス掛けは3年に一度でよいでしょう。金箔や金具などに注意して是非試してみてください。
  • ほとんどの家庭で年に一度は大掃除をすると思います。仏壇があれば掃除しないわけにはいきません。せめてほこりを払い、汚れがひどくなければ乾拭きぐらいはできると思います。
  • いきなり完璧に掃除することはなかなか難しいと思いますが、出来そうなところだけでもやってみてください。多少でも参考になりましたら幸いです。


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